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【レジリエンス】リフレクション~人生史を俯瞰することで逆境の意味を学ぶ~

みなさんは「リフレクション」という言葉を聞いたことがありますか?


ひとことでいうと、リフレクションとは「振り返り」のことです。




レジリエンスを養う技術には、精神的に痛みを感じるようなつらい体験から意味を学ぶことで自己成長を促す方法があります。


つまり、「逆境体験を教訓化する力」です。


そのためには、過去の逆境体験から一歩離れて俯瞰する振り返りの作業が有効です。

これを「リフレクション」(内省)といいます。



「振り返り」って重要ですよね。


例えばIT系の現場ではよく、プロジェクト毎に、もしくは一定期間毎に「振り返り」を行い、


良かった点、改善すべき点を洗い出し、次への対策を打ち出します。


それを継続的に行うことで、チーム・会社はどんどん改善されていき成長していくわけです。



でも、自分の心、内面についての振り返りを行えている人はどのくらいいるでしょうか?


仕事に対しておこなっているのに、一番大事な自分自身に対し行わないのはおかしいですよね。


今日はそのとても大切な「リフレクション(内省)」について説明していきたいと思います。





逆境体験を物語化する


レジリエンス・トレーニングでは本人の逆境体験を「物語化」してもらう手法を用います。


同じ出来事でも、どう物語化されるかは人によって異なり、それが人々の人生経験の解釈に違いがでてきます。


つらい体験をしたとき、その記憶が必ずしも事実に基づいているとは限りません。


私達の深層心理には「思いこみ」が存在し、出来事の認知を歪ませることもあるからです。


レジリエンスでは、事実を歪んで認識するのではなく、できるだけ正確に把握し、合理的にしなやかに解釈する柔軟な心が重要になります。


体験した出来事をどのように自分に物語るかが、経験の解釈に影響するため、その逆境の物語である「レジリエンス・ストーリー」を語る場を設けることで、主観的な意味づけを理解することが可能となるのです。



レジリエンス・ストーリー


「レジリエンス・ストーリー」を作成する際のポイントが三つあります。


① 被害者でなく、再起した者の立場で物語を形成する


② 精神的な落ち込みから抜け出したきっかけは何かを回想する


③ ゼロの状態から、いかにして這い上がってきたのかに着目する



前向きなストーリーを語ろう


まず気をつけなくてはいけないのが、私達は過去の失敗や困難な体験を「被害者」的に物語ることがある点です。


自分は失敗者である、何をしてもうまくいかない、これからも成功することはないだろうと悲観的な物の見方で物語を形成してしまうのです。


ここでは、失敗者・被害者の見地ではなく、困難を乗り越えて再起した者の立場として前向きな「レジリエンス・ストーリー」を語ることが重要となります。



どうやって逆境から抜け出せたかを振り返ろう


二つ目のポイントは、そのストーリーの中には必ずピンチや逆境に直面して精神的に落ち込んだ軌跡があるはずですが、


その下降のベクトルからいかに抜け出すことができたのかを振り返ることです。


人は無意識で不幸でいるのは楽ですが、幸せになるためにネガティブ・サイクルを断ち切るには意識的な行動が必要です。


どんな行動したのか、または誰に助けられたのか、急激に状況が変わったのかなどの情報を回想するのが要点です。



強みをどう活用したかを振り返ろう


優れた「レジリエンス・ストーリー」を作成する上での三つ目のポイントは、


落ち込んだ状態から復活するために、どのように強みを活用したかの振り返りです。


具体例をあげると、以下のように振り返ってみます。

  • 修羅場を乗り越えるために自分が「強み」をいかに活用したか

  • 困難で心が折れそうになったときにどのように「サポーター」に助けられたか

  • また恩師や上司などに助けられて「自己効力感」をどのように形成したか

  • そして誰に「感謝」を感じたか


これは自分のレジリエンス力を鍛えていくプロセスでもありますよね。


ぜひ、自分がどう立ち直ったのか、自分がどんな強みを活用できたのか、


ゆっくり振り返ってみてください。




俯瞰することで逆境の意味を学ぶ


レジリエンスを養う技術として、逆境体験を「俯瞰」することで意味を学ぶことができます。


要は、視点をあげて、視野を広げてみてみよう、ということです。


不安や怖れ、怒りなどのネガティブ感情は人の視野を狭めてしまいます。


ほんとうは色んな見方・考え方ができたり、色んな選択肢があったのに、視野が狭くなるとそれができなくなってしまいます。



みなさんもそんな経験はないでしょうか?


辛い時は、「これをやるしかない・・・」と思い込んでいるかもしれないですが、


あとから冷静になって考えると、「別にこれに拘らず、他のやり方でも良かったよね・・・」と思うことはないでしょうか?



そのために俯瞰的な視野が必要となります。


逆境を振り返り、自分史を目の前に置きながら、自分が鷹になったように高い位置から自分にもたらされた体験を俯瞰する。すると新たな意味が出現することがあります。


つらい体験から教訓を引き出すために、他者からいくつかの質問をしてもらうことも有効です。



「これらの経験から、何を学びましたか?」


「これらの経験は、その後にどんな意味を持っていたのでしょうか?」


「俯瞰することで、何か共通しているものや大きな流れが見えますか?」





人は他者から効果的な質問をされることで、深層心理に眠っていた記憶が浮かび上がることがあります。意識の表層では考えていなかったことを、他者の助けを得ることで気づくのです。


「そのつらい体験にはその後の仕事においてどんな意味を持っていたのでしょうか」と改めて質問されると、忘れていた大切なことを思い出すきっかけにもなります。


そして自分がつらい思いをしたのは、この知恵を学び、この真実に気づくためにあったのかもしれないと感じることがあるかもしれません。


それこそが自己成長の瞬間であり、次に困難があっても乗り越えるたくましさを身につけた自己変容だと考えられます。


逆境体験には、自分を成長させ、次の困難を乗り越えるための価値ある意味や知恵が隠されています。そして、その逆境物語を俯瞰して意味を探求することが有効なのです。


参考文献:「レジリエンス」の鍛え方 久世浩司著



冷静になり視野を広げるためにはマインドフルネス瞑想も有効

視野を広げて俯瞰してみろ、と言われても


なかなか急にできないですよね。


特に悩んで落ち込んでる時は、そんなことに気が回りません。


そんな方におすすめなのがマインドフルネス瞑想です。


マインドフルネス瞑想を習慣化していれば、定期的に心のメンテナンスができます。


不安解消、脳の疲れを癒す効果があり、結果的に集中力や創造性の向上、仕事のパフォーマンスがあがり人間関係も良好になるといった様々な効果があります。


結果、落ち着いて今の自分を俯瞰して見つめ、振り返りを行う精神状態になりやすくなります。


マインドフルネス瞑想について詳しくはこちら




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逆境物語を「俯瞰」して意味を探求することは

レジリエンスの向上へのとても重要な第一歩になります。


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