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【レジリエンス向上】ポジティビティの育て方~自分の「強み」を活かす

レジリエンスを鍛えるうえで、ポジティビティを育てることが大切と言われています。


「positive」の名詞形である「positivity(ポジティビティ)」ですが、それについてポジティブ心理学の主要な研究者の一人であるFredricksonは、「前向きな感情を引き起こす肯定的な意味付け」、「楽観的態度」、「前向きな感情」と定義しています。 そして、「ポジティビティ」は、一時的な快楽や楽しみではなく、生きがい・やりがい・充足感をもたらす、奥深いところにある喜び、感謝、安らぎ、興味、希望、誇り、愉快、鼓舞、畏敬、愛などに根差していると説明しています。


この「ポジティビティ」を育てる方法をご紹介します。


レジリエンスについて知りたい方はこちら




自己の強みを知り活用する


「強み(strength)」とは,「人が活躍したり,最善を尽くすことを可能とさせるような特性」と定義される概念である.「強み」の活用は,ストレスの低減やwell-beingの促進といった精神的健康における効果をはじめ,個人の自尊感情や全般的な自己効力感を高め,心理的な活力やポジティブ感情を感じやすくすると言われています。



「自分にはどんな仕事が向いているのか分からない」


「自分の強みが分からない」



そう感じている方にぜひ知ってほしい無料のWebテストをご紹介します。


「VIA(ヴィア)強み診断テスト」と言い、自分に備わっている「強み」を診断できます。

強みは全部で24種類に分類され、そのうちトップ5の強みが「自分を特徴づける強み」とされています。これらの強みを生活や仕事などで活用することで、人生の満足感や仕事の充実感が向上するという研究結果も報告されています。


「強み」を活かすことは、苦手なことを克服することより楽しく感じるので、努力を継続しやすいことが特徴です。特に、仕事で発揮できるとやりがいを感じやすく、学習曲線の急上昇が見られます。


また、これが本当の自分らしい自分だと感じる「本来感」を得ることができるといいます。「仕事は生活の糧を得るため」と割り切って働いている人も、個性を活かして自分にしかできない仕事をしていると感じれば、仕事が楽しくなるのではないでしょうか。


また、「弱み」を知ることも大切です。自分が苦手な「弱い」分野を克服したいという気持ちが強すぎて、一番弱い分野を仕事にしたいと考える方も一定数います。


例えば、「コミュニケーションが苦手で克服したいため、営業に挑戦した」という方も珍しくありません。しかし、苦手な分野で良い成果は発揮しづらく、営業職では仕事が続かず、離職につながったというケースはよく聞きます。


弱みを強みに変えることは難しいことですが、弱みを知ることは大切です。自分の弱みを知ることで、その弱みが大きな欠点やマイナスにならないように意識ができるからです。


それでは、「VIA(ヴィア)・強み診断テスト」をご紹介します。



強み診断テスト


VIA(ヴィア)・強み診断テスト

https://www.viacharacter.org/Survey/Account/Register


設問は全部で120問、10分ほどで終了します。

学術目的で開発されたため、一般に公開され、無料で受験できます。


なお、開発者はペンシルベニア大学のマーティン・セリグマン教授と、ミシガン大学の心理学者であるクリストファー・ピーターソン教授らです。二人とも心理学会の権威であり、日本語に翻訳されている著書もたくさんあります。


実際に受検をしてみて、新たな発見や自分への気づきはありましたか?

自己理解が深い方は、納得感のある結果となっているかもしれません。逆に、自己理解があまり出来ていない方は、驚きもあったかもしれません。


実際に自分の強みを伸ばすためには、案外難しく、意識的なトレーニングが必要です。より強みを生かしていることで、社会的に活躍をしたり、幸せを感じながら人生を生きることにもつながります。


まずは、自分自身の強みの順序を確認し、じっくりと解説を読んでみてください。

具体的な自分の行動とどう合致するのかなどを考えたり、家族や友人などにも見てもらい、意見をもらってみるのも良いでしょう。


次は、自分の上位5位の強みを活用するスキルを身に着ける方法をご紹介します。


職場、自宅、趣味の中で、自分の強みを活かす方法を考えて下さい。上位5つにあてはまる特徴的強みの項目の中から、1つかそれ以上を選び、その項目に対して、強みを発揮する機会を考えてください。

具体的に、はっきり決めることが大切です。いつ行うなど時間を決めるとより実践しやすくなります。

まずは、1週間トライするなど、目標を決めて挑戦できると良いでしょう。





強みにつながる6つの美徳と徳性


1.知恵  満たされた良い生き方をするために知識・情報を得て利用する

①創造性、②好奇心、③向学心、④柔軟性、⑤大局観


2.勇気  内外の反対に遭いながらも目標を達成する強さ

⑥真情・誠実さ、⑦勇敢さ、⑧忍耐力、⑨熱意


3.人間性  他者との思いやりのある関係を築く

⑩親切心、⑪愛情、⑫社会的知能


4.正義   個人と社会の間の最適な相互作用

⑬公平さ、⑭リーダーシップ、⑮チームワーク


5.節制   行き過ぎた行為からの防御

⑯寛容さ・慈悲深さ、⑰慎み深さ・謙虚さ、⑱思慮深さ、⑲自己調整


6.超越性  強みを通して個人がより大きな宇宙とのつながりを形成する

⑳審美眼、㉑感謝、㉒希望、㉓ユーモア、㉔スピリチュアリティ



<例>

●創造性

仕事効率化のアイディアを1つ考える。新しい料理のレシピを考え、実際に作ってみる。


●好奇心

ふと思いついた疑問を解消できそうな本を手に入れ、疑問を解消する。

今まで興味を持っていたけれど挑戦できなかった新しい趣味に挑戦する。


●ユーモア

1日1回、職場の人に楽しい話やユーモアを交えて話すことで、笑いをつくり、職場を明るくする。

家庭内でも同様にユーモアを交えて話し、家族での団らんで笑顔をつくる。


●勇敢さ

反対の考え方を持つ人にも、争いにならず伝える方法を考え、自分の意見を伝える。


●親切心

職場で困っている人がいたら、自らが声を掛け、サポートを行う。家庭内で、自分の担当する家事や育児でないと思っていることでも、優しく声を掛け、代わりに行う。


●チームワーク

職場において自分の役割を改めて意識し、その役割に求められていることを忠実に実行する。

家庭内においては、チームで家事・育児にあたることを意識し、自分の役割を見つけ、自分で貢献できることを考え、実際にやってみる。


●寛容さ

職場において失敗をした人、間違いをしてしまった人がいたら、失敗した人がもう一度チャレンジできるような声掛けをする。家庭内においても、うまく出来ていないことを責めず、受け入れて、次にできるような声掛けを行う。


●リーダーシップ

チームで物事を成し遂げられるように励まし、チーム全員での達成感が味わえるような働きかけを行う。


●自律心

テレビを見る予定を、ジムに通って運動や筋トレをする。

洗濯物をいつも以上に丁寧で規則的に整える。



強みを知りポジティブな人生を


人生において、「夢」や「やりたいこと」が見つからないことで、良い人生を歩めていないのではないか、と不安になっている人もいると思います。


ですが、「夢」や「やりたいこと」がなくとも、自分の強みを活かすことで、自分らしいやり方や自分らしい生き方を見つけることは誰もができます。それは、「本来感」につながり、人生や日常生活をより充実させることにもつながります。


転職に際しても、自分の強みへの理解が深まれば、それを発揮できる職場に移るというポジティブな転職軸を持つことができます。あるいは、今の職場で自分の強みを発揮できれば、転職する必要もなくなるかもしれません。


「強み」を知り、「強み」を鍛えて、自分らしい仕事・人生を手に入れて下さい。



【参考書籍】

マーティン・セリグマン「ポジティブ心理学の挑戦 “幸福”から“持続的幸福”へ」2019年3月20日 第2版





レジリエンス力を高めストレスリリースが出来るアプリ「Mindify」


「ポジティビティを育てる」ことは

レジリエンスの向上へのとても重要な第一歩になります。


レジリエンスについてもっと知りたい方はこちら


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